◆日本生命セ・パ交流戦 阪神4x―3日本ハム(9日・甲子園)

 日本ハムは阪神に今季2度目のサヨナラ負けを喫した。栗山英樹監督(58)の交流戦仕様の攻撃的な采配も実らなかった。大田の11号2ランで2点リードし終盤に進むも、宮西、秋吉の勝利の方程式が踏ん張りきれず、連勝は3で止まった。

 指揮官に迷いはなかった。1―1の5回1死満塁。4回に1点を失った上原に、代打・中田を送った。「あそこは完全に勝負。明日(1日)空く中で、ビジターだったら早めに勝負に行くところは行く」。救援陣をつぎ込む覚悟で、流れを決める一打を主砲に託した。

 だが、勝負の分かれ目で選んだ最良の一手は裏目に出た。中田は投ゴロ本塁併殺で3アウト。「もちろん公式戦ならあんな代え方はしないけど。今日負けた理由があるとするならこっちなので」と選手をかばった。

 首位・ソフトバンクも敗れたが、今季初の単独首位は逃した。甲子園3連戦の2戦で主砲・中田を休ませられたのは、今後に向けては好材料。「向こう(札幌ドーム)に戻るとまたDHがある。選手の疲れも含めてしっかりやっていきます」。ナインのコンディションもマネジメントし、143試合を見据える。打線も4戦連続2桁安打と活発なままだ。勝負の時は必ず来る。(秦 雄太郎)