「交流戦、阪神4-3日本ハム」(9日、甲子園球場)

 大腸がんから復帰した阪神・原口が九回、劇的なサヨナラ打を放った。2死無走者から高山、北條の連打などで二、三塁とチャンスを作ると、代打・原口が日本ハム・秋吉から中前へはじき返した。ナインがヒーローに歓喜のシャワーを浴びせかけると、さらには矢野監督もベンチを飛び出して原口と抱き合って喜んだ。

 ミラクルな勝利に矢野監督も感極まった。試合後のテレビインタビューでは目を真っ赤にしながら、「めちゃめちゃ感動しました。こみ上げてくるものもありました。すべてに感動しています」と涙で言葉を詰まらせる場面もあった。

 その後の囲み取材でも涙をこらえきれず、「あかんわ…ちょっとタイム」と言って、別室に30秒ほどこもった。その後、取材を再開したが、涙の理由を尋ねられると、「(七回に同点に追いつく)梅野の勇気ある三盗。九回2死から(高山)俊、北條たちがつないで最後に原口が決める。そのすべてに感動している」と明かした。

 さらには「勝って泣くのは初めてや。泣くのは優勝までとっておこうと思ってたのに」と照れ笑いを浮かべていた。