◆卓球 ワールドツアー香港オープン第4日(7日、香港)

 男子シングルス2回戦が行われ、水谷隼(29)=木下グループ=は丹羽孝希(24)=スヴェンソン=に2―4で逆転勝ちを収めた。

 水谷と丹羽は国際大会では2016年のクウェートオープン以来、3年ぶりの対戦だった。だが、今年も全日本選手権やジャパントップ12で戦い、今大会では初めてダブルスを組むなど、互いの手の内を知り尽くした間柄だ。それだけに水谷は「丹羽が作戦を変えてきて、そこに対応するのに時間がかかっ。たいつもだったら(サーブが)横回転系が中心なんですけど、今日は縦回転しか出してこなかったので」と、2ゲームを連取される苦しい立ち上がりとなった。

 だが、第3ゲームに12―10で競り勝つと、水谷もサーブを変更。「かなり相手にプレッシャーになったみたいで、それが良かったと思います」。後半は得意のラリー戦に持ち込み、4ゲームを連取しての逆転勝ち。準々決勝は再び日本人対決となり、張本智和(15)=木下グループ=と対戦する。「大事な試合を乗り越えたので、自分のプレーができるように精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。

 一方、敗れた丹羽も、真っ向勝負をさわやかな表情で振り返った。世界ランクは丹羽が13位で日本勢2番手、水谷が14位で3番手のライバルだが「1個下に水谷さんがいるのはもちろん意識しているけど、対戦したいと思っていた」と明かす。「作戦の準備が足りずに同じことばかりやってしまって、最後は相手に読まれていた。戦ってみて、改めて自分の位置が分かった。まだまだ取り組まなきゃいけない技術がある」。対戦直後には水谷からアドバイスも受け、貴重な一戦を成長の糧とした。