日本スポーツ協会の公認上級指導員養成講習会の検定試験で、静岡県内の強豪高校男子バレーボール部顧問の男性が「替え玉」をしていたことが分かった。男性は部員に平手打ちをしたとして別の高校を諭旨免職となり、2014年2月に公認スポーツ指導員資格を取り消されていた。協会は3日付で、男性の講習会の受講取り消し処分を下した。

 協会によると、講習会は共通科目と専門科目に分かれて実施。男性は昨年11月の共通科目の検定試験を受験せず、他の男性に受けさせていた。今年4月、協会が成績判定をした際に男性の名前で生年月日が異なる二つのアカウントがあることが判明し、替え玉が発覚した。男性は「別の都合を優先したかった」という趣旨の説明をしたという。

 男性が顧問を務める高校は、全日本高校選手権にも出場している。上級指導員の資格がなくても指導は可能だが、男性は朝日新聞の取材に「この資格は取った方がいいのかなという感覚だった」と話した。替え玉は認めた上で、動機などについては「コメントは差し控えたい」とした。