<米女子ゴルフ:全米女子オープン選手権>◇最終日◇2日(日本時間3日)◇サウスカロライナ州・チャールストンCC(6535ヤード、パー71)◇賞金総額550万ドル(約6億500万円)、優勝100万ドル(約1億1000万円)

比嘉真美子(25=TOYO TIRE)が5位に終わり、日本女子として42年ぶりの海外メジャー優勝を逃した。首位と1打差3位から出て2バーディー、5ボギーの74で回り通算3アンダーの281。パットが決まらず、V争いから脱落。それでも13年全英7位、18年全英4位に続く海外メジャー3度目のトップ10入りを果たした。

17、18年韓国ツアー賞金女王の李晶恩(イ・ジョンウン、23=韓国)が初優勝を飾った。

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見えていた世界の頂は、近いようで遠かった。第2ラウンド(R)まで単独首位を走り、トップと1打差3位から出た最終日。比嘉は、本来の姿ではなかった。風が強く、気温30度超。3番で2メートルのパーパットを外し、6番でも3メートルがわずかにそれた。ひと筋違う。わずかの差で、優勝が遠ざかった。前半だけで3つスコアを落とし、後半も出だしの10番でボギー。これが、大舞台の難しさだった。

「苦しい時間が長かったです。目に見えないものが邪魔をした。そこが自分の弱さ。次に向けての課題」

それでも意地は見せた。ほぼ逆転優勝の可能性が消滅した14番で最初のバーディーを奪うと、やっと笑顔が見えた。見せ場は16番。10メートルのバーディーパットを沈め、歓声を浴びた。第1Rは初出場選手の歴代最少スコア65で回り、日本人初の単独首位で発進。記録を刻んだ大会で、観衆の記憶に残るプレーも披露した。

「会心のゴルフは初日だけ。(残り)3日間はストレスがたまった。でも、もっと上で戦える手応えはありました。これからは大きな壁に、トライしたい」

日本女子として77年全米女子プロを制した樋口久子以来42年ぶりの海外メジャー制覇は逃した。それでも自身3度目のメジャーでのトップ10。今度こそ「HIGA」が世界を驚かせる。