<米女子ゴルフ:全米女子オープン選手権>◇最終日◇2日(日本時間3日)◇サウスカロライナ州・チャールストンCC(6535ヤード、パー71)◇賞金総額550万ドル(約6億500万円)、優勝100万ドル(約1億1000万円)

日本女子42年ぶりとなる悲願の海外メジャー優勝を目指した比嘉真美子(25=TOYO TIRE)は前半、わずかの差で崩れた。大会初出場の比嘉は5位に終わり、日本女子として42年ぶりの海外メジャー優勝を逃した。

首位と1打差3位から出て2バーディー、5ボギーの74。スコアを落とし、通算3アンダー。前半、わずかの差でパットが決まらなかった。比嘉と同組で、昨年の韓国ツアー賞金女王の李晶恩(イ・ジョンウン、23=韓国)が、同6アンダーで初優勝を飾った。71で回った勝みなみと、74で回った鈴木愛はともに同1オーバーの22位。新垣比菜は同4オーバーの34位。岡山絵里は68と奮闘し同5オーバーの39位。成田美寿々は同9オーバーの62位だった。

首位と1打差3位から出た最終日。3番パー3で約3メートルのパーパットを外してボギーを打つと、6番パー3でも約4メートルのパーパットがわずかに逸れた。首位を追う立場となり、パットがひと筋違う。わずかの差で優勝が遠ざかっていく。天を仰ぎ、ため息をついた。前半はバーディーなし、3ボギー。これが、世界の大舞台の難しさだった。

後半も出だしの10番パー4、13番パー4でボギーとし、通算1アンダーまでスコアを落とした。

だが、ほぼ逆転優勝の可能性が消滅した終盤で、ようやく意地を見せた。14番パー4でこの日最初のバーディーを奪うと、安堵(あんど)の表情を浮かべながら、小さくガッツポーズをした。見せ場は16番パー4。約10メートルの長いバーディーパットを沈めた。

前日の第3ラウンド(R)終了後には「リーダーボードを見て、自分がどの位置かを確認して、勝負を仕掛けていきたい。勝つか、負けるかという、スリリングな気持ちを味わいながらプレーしたい」と話していた。重圧があったのだろうか。最終日は2バーディー、5ボギーの74。第2日まで単独首位を守りながら、最後の最後に崩れてしまった。

世界が注目した夕暮れの日曜日。日本女子として77年全米女子プロを制した樋口久子以来、42年ぶりの海外メジャー優勝は遠くに離れた。

結果は通算6アンダーの5位。

13年全英リコー女子オープンで7位、18年の全英で4位。今大会が海外メジャー3度目のトップ10入りだ。

夢は持ち越しになった。それでも、「HIGA」は世界へ、確かな足跡は残した。