「競泳・ジャパン・オープン」(2日、東京辰巳国際水泳場)

 世界選手権(7月、韓国・光州)の追加選考会を兼ねて行われ、女子200メートル平泳ぎ決勝は渡部香生子(22)=JSS=が2分23秒65で優勝したが、派遣標準記録(2分23秒33)に届かず代表入りを逃すなど、新たな代表内定者は出なかった。リレー種目は世界選手権上位12位以内に入って東京五輪の出場枠を確保する必要があるため、派遣標準記録を突破していない男子4人女子2人を追加で選考した。

 19+6人の選手団で東京五輪前年の世界選手権を迎えることになった。個人種目、リレーを含めて派遣標準記録を突破したのは19人。しかし世界選手権における日本の目標でもある東京五輪リレー枠の獲得を達成するため、自由形が専門の6人が追加選考された。

 平井伯昌監督(56)は「本当はリレーの派遣標準記録を全員が突破して選ばれることを望んでいた」と渋い表情だったが「五輪切符を取るための特別措置」と説明。上位12位以内に入ればリレーの枠を獲得でき、日本選手権と今大会のベストタイムで選ばれた。

 追加で初代表入りとなった吉田啓祐(日大)は「うれしいのもあるけど悔しい」と複雑な表情。それでも「しっかりやりたい」と意気込んだ。平井監督は「レベルに関しては不安な面もあるが、このメンバーで権利を取れるよう頑張りたい」と奮起に期待した。

 選手は欧州の大会参加組や高地合宿組など、グループに分かれて勝負の夏へと強化を進める。