聴覚障害者のデフバスケットボール女子世界選手権の日本代表に、埼玉県立久喜高校2年の川島真琴さん(16)が、県内からただ一人選ばれた。大勢の人がいる中での話し声が特に聞きとりにくく、引っ込み思案だった川島さんはバスケットで積極性を身につけた。相手選手を押しのけるような力強いプレーが持ち味だ。

 久喜市に住む川島さんは小学校3年のとき、15歳上で聴覚に障害がある姉の後を追ってバスケットを始めた。そのころから川島さんを知る久喜高バスケットボール部顧問の早川拓教諭(39)は、「周囲とコミュニケーションを取り、指示を出せるようにもなった」と話す。

 バスケットは攻守にいくつものパターンがあり、選手は声で指示し合う。久喜高で耳が聞こえる部員たちと一緒にプレーする川島さんは、その声が聞こえにくい。このため、手の動作による指示でカバーするなどして、2年生ながら公式戦の出場機会も得るようになった。