3月にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開かれた知的障害のあるアスリートの競技会「スペシャルオリンピックス(SO)夏季世界大会」で、山梨県立かえで支援学校高等部3年の内藤雅之さん(17)=甲府市=が競泳3種目でメダルを獲得した。27日、市役所で結果を報告した。

 内藤さんはぜんそくの症状もあり、「改善できれば」と両親の勧めで小学3年から水泳を始めた。昨年9月、SO国内大会の100メートル個人メドレーで優勝。アブダビ大会の切符をつかみ、100メートル個人メドレーで金、100メートル自由形で銀、男女混合100メートルリレーで銅と、出場3種目すべてでメダルを獲得した。

 内藤さんは「最初にとばしすぎないように、とコーチに言われたことを思い出しながら泳いだ」と自身の泳ぎを振り返った。100メートル自由形では自己ベストを10秒更新できたといい、「チームと日本のみなさんのおかげ。山梨の仲間にも同じ感動を味わってほしい」と報告した。樋口雄一市長は「さらなる高みをめざし、がんばっていただきたい」と激励した。(玉木祥子)