栃木県小山市出身の東十両2枚目貴源治(千賀ノ浦部屋)が大相撲夏場所14日目の25日、千秋楽を待たずに十両優勝を決めた。追う琴勇輝が先に土俵に上がって敗れた時点で優勝が決まり、自身は白星を重ねて13勝1敗とし、花を添えた。同部屋で双子の兄の貴ノ富士(西幕下2枚目)も24日に7戦全勝で幕下優勝を決めており、兄弟アベック優勝に地元は沸き立った。

 小山市によると、兄弟の地元・間々田地区の間々田公民館であったパブリックビューイング(PV)には市民ら約60人が詰めかけ、テレビ中継を見ながら勝敗の行方を見守った。琴勇輝が敗れて貴源治の優勝が決まった瞬間、「おおーっ!」と歓声が上がった。

 万歳三唱は貴源治のこの日の白星を待つはずだったが、午後3時20分ごろに千葉県を震源とする地震が起きた影響で中継が一時中断。取組を見られずにやきもきする一幕もあった。インターネットで貴源治の取組を確認した人から勝利が伝えられると、午後4時過ぎにめでたく「万歳」の声を響かせた。くす玉割りや花火の打ち上げでも兄弟の優勝を祝った。

 大久保寿夫市長は「2人そろっての優勝おめでとう。2人とも、さらに上をめざして頑張ってください」とコメント。千秋楽の26日にも、間々田中学校体育館でPVがある。市は、JR小山駅など市内各所に兄弟の優勝を祝う看板やポスターを設けるという。(平賀拓史)