(12日、スケートボード日本選手権)

 スケートボード挑戦を表明して半年での日本一。平野は「ここまで来られるとは想像していなかった。五輪に向けて一歩進んだかな」とほっと息をついた。

 上位8人による決勝は40秒の演技を3本披露してベストスコアを争う方式。勝負を決めたのは1本目だ。スピードに乗った滑りと高さのある「540」(横1回転半)を決めて首位に。昨夏のアジア大会を制した笹岡建介(PROSHOP BELLS)らに重圧をかけ、最後までトップをキープした。

 今大会で上位に入れず強化指定から漏れたら、東京五輪出場は絶望的になるところだった。大会前に左手首を捻挫したが、「意地でもと、アドレナリンが出た」。痛みをこらえながら板をつかむ空中技を成功させた。

 今後は国際大会で実績を残すことが求められる。「まだ世界についていけるレベルではない。さらに技術を上げていかないと」。20歳はすぐに気を引き締め直した。(岩佐友)