楽天―ソフトバンク8  9回、サヨナラ打を放ち、渡辺直(右)の手荒い祝福を受ける楽天・銀次=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】


■銀次(東北楽天)
○4-3vs福岡ソフトバンク(楽天生命パーク)
打撃成績/中安 遊ゴロ 一併打 右安①

 東北楽天が首位・福岡ソフトバンクに2試合連続サヨナラ勝ち。決めたのは銀次だった。

 福岡ソフトバンクが先行し、東北楽天が追いつく展開で、最後は前夜と同様に東北楽天ベンチが歓喜に包まれた。3対3の同点で迎えた9回裏、東北楽天は島内、ウィーラーの連打で無死1、2塁のチャンスを作ると、打席に入った銀次が、バントの構えを見せた。初球は送りバントを試みてファウル。2球目もバントの構えをしたが、「シフトを敷いていたら打とうと思っていた」とバットを引き、相手の意表を突くバスター。「めちゃくちゃ速い」という甲斐野の149キロのストレートを打ち返すと、「いいところに飛んでくれた」という打球は、バントシフトで前進していた二遊間を抜ける劇的なサヨナラ打となった。

 終盤まで相手に主導権を握られる展開だったが、4回以降は投手陣が踏ん張り、福岡ソフトバンクに追加点を与えなかった。「みんな粘っていたので、こっちも打ってやろうと思っていた」という銀次の言葉通り、8回に代打の渡辺直の本塁打で同点に追いついた。銀次は「直さんを筆頭に、ベンチがすごく盛り上げてくれるのでパワーをもらっている」と、チーム一丸の雰囲気が連夜のサヨナラ劇につながったと感謝した。

 これで3連勝を飾ったチームは単独2位に浮上。今季から平石監督に主将に指名され、「チームを引っ張るために、成績も全てキャリアハイを目指す」と意気込みを見せていた30歳が、前年最下位から躍進するチームの原動力となっている。