12日にMORIPARK Outdoor Village(東京・昭島)にて開催されるスピード種目の国際公式戦「au SPEED STARS 2019」。今週末に迫った大会に向け、このたび明らかとなった出場予定選手を紹介する。

 SPEED STARSは海外トップクラスのスピードクライマーが出場し、世界レベルの速さを体感できることが魅力の一つだが、第3回を迎える今大会にも男女合わせて10名のトップ選手がエントリーした。

 注目株筆頭は、ロシアのドミトリー・チモフェーエフ。昨年の世界ランキングでは3位に入り、スピードW杯の国別ランキングで毎年1位に君臨している強豪ロシアをけん引。今月3日に行われたW杯第3戦でも、世界記録に約0.1秒まで迫るタイムで自身4度目の優勝を果たしたばかりだ。女子で出場する妻のエレナ・チモフェーエヴァとともに、男女制覇を狙う。

 日本からも多くのトップクライマーが出場する。男子では先月のW杯第2戦で日本記録を自ら更新した藤井快、既に多くの海外選手から支持を集める「トモアスキップ」を編み出した楢崎智亜、国内スピード初代王者の池田雄大ら、多くの代表選手がエントリー。女子でも野口啓代、野中生萌、伊藤ふたばら国内主要選手たちが出場する予定だ。

 このほか、韓国や香港などからエントリーした選手も加えて行われる大会は、タイムレース方式の予選を経て、上位選手によるトーナメント方式の決勝を行う。予選は12時から、決勝は15時から開始予定で、観覧は無料。どなたでも自由に観戦ができる。

 現在の世界記録は男子5秒480、女子7秒101。日本は男子6秒620、女子8秒904が最高だが、着実にその差は縮まってきている。世界新記録の誕生はもちろんのこと、日本がどこまで世界に対抗できるのかにも注目だ。世界の“速さ”を間近で観戦できる、日本唯一の機会をお見逃しなく。

海外注目選手<男子>


ドミトリー・チモフェーエフ(RUS)
[世界ランク3位/W杯2019呉江大会優勝]
直前のW杯呉江大会で4度目の頂点に立った強豪ロシアのけん引車。


アレクサンダー・シロフ(RUS)
[世界ランク5位/W杯2018アルコ大会2位]
昨季自己最高のW杯年間5位となった中堅。


ルドヴィコ・フォッサリ(ITA)
[世界ランク7位/W杯2017年間3位]
W杯優勝の実績を持つ新進気鋭の21歳。


スタニスラフ・ココリン(RUS)
[世界ランク10位/世界選手権2018 3位]
W杯を10度制した前回大会優勝者。


マーチン・ジンスキ(POL)
[世界ランク15位/世界選手権2016優勝]
世界の頂に立ったポーランドの名手。

海外注目選手<女子>


アンナ・ブロジェク(POL)
[世界ランク5位/世界選手権2018 2位]
優勝候補一番手の世界選手権銀メダリスト。


アンナ・ツィガノヴァ(RUS)
[世界ランク6位/世界選手権2016優勝]
第1回大会覇者で2016年の世界女王。


エレナ・チモフェーエヴァ(RUS)
[世界ランク7位/W杯2018重慶大会2位]
夫・ドミトリーと目指すは男女制覇。


エレナ・レミゾワ(RUS)
[世界ランク8位/世界ユース選手権2018ジュニア3位]
W杯でも上位に入るロシア期待の18歳。


ヴィクトワール・アンドリエ(FRA)
[世界ランク9位/W杯2018ヴィラール大会2位]
W杯表彰台も経験したフランスの成長株。

※1段目は左から氏名、所属国
※2段目は左から2018シーズン終了時点の世界ランキング、主な実績

日本人出場選手一覧

[男子]
楢崎 智亜
楢崎 明智
藤井 快(日本記録保持者)
原田 海
池田 雄大
緒方 良行
田中 修太
今泉 結太
抜井 亮瑛
竹田 創
北江 優弥

[女子]
野口 啓代
野中 生萌(日本記録保持者)
伊藤 ふたば
森 秋彩
倉 菜々子

※出場予定選手は5月8日時点のものであり、予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。

au SPEED STARS 2019

会場

住所:東京都昭島市田中町610-4
アクセス:JR青梅線 昭島駅北口より徒歩3分

スケジュール

5月12日(日)
11:35 ~ 11:55/開会式
12:00 ~ 13:00/男女予選
15:00 ~ 15:30/男女決勝

※スケジュールは予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。

観覧

無料

CREDITS

編集部 /

写真

窪田亮、IFSC/Eddie Fowke