東京2020オリンピック競技大会まで500日を切った今春、競技の魅力やアスリートの息づかい輝くプレー数々、アスリート語録をWebマガジンに特別編集。その名も「ROAD TO TOKYO2020~昭和から平成そして令和にバトンをつなぐ東京五輪~」

今回は、2020年に向けてバスケ界の未来や展望・夢・希望を繋ぐため、この選手の語録に注目したい。

(アルバルク東京所属/日本代表)田中大貴選手だ。

今夏、W杯を控える日本代表のキーマンは何を想い、何を考えているのか。

21年ぶりに自力でのW杯出場を決めたバスケットボール日本代表"AKATSUKI FIVE"。その主力選手として活躍する田中大貴選手に(学生時代から親交の深い“同姓同名”MC)スポーツアンカーとして活動中の田中大貴氏が切り込む。

「東京五輪が終わってからも、もっと成長できるという思いがある」

決して孤高の天才だったわけではない彼には、バスケ人生において欠かせない出逢いがあった。

「支えてくれた人たちがいたから、日本を代表するプレイヤーになれた」

次は自分が引っ張る番だ、揺るぎない信念は東京五輪を“目的地”から“通過点”へと変化させる。2020年、そしてその先を見据えた“今、この瞬間”のアスリートの胸中は、シンプルだ。

「同じルーティンを繰り返す、そこに集中しています」

心の迷いは技に表れる、という。フリースローの際、自分のルーティンに集中し、余計なことを考えないようにしている。精神面の強さが高い精度に直結しているのだという。

8月31日から9月15日にかけて中国で開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」。日本代表の中心選手としてコートを躍動する田中大貴が、彼の目を通して見えた、Bリーグの成長に対する“期待”と、今のチームに対する“危機感”は常に持っている。最後まで諦めない姿勢が日の丸を背負う覚悟と同じだ。

「W杯に行ける確信があった」

続けて、「僕はひとりじゃない」とも語った田中大貴選手。この言葉の通り、彼のバスケ人生と日本のバスケ界の躍進は密接に繋がっているはずだ。今夏のW杯、2020年の東京五輪においても“田中大貴”という選手の存在を期待せずにはいられない。

東京2020大会は、全55競技(オリンピック33競技・パラリンピック22競技)の開催が予定され、誰もがその雄姿に思いを馳せ、熱狂していくシナリオは揃っている。 体操や競泳、柔道、レスリングなど日本のお家芸だけで なく、追加種目の野球、ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンにも注目だ。

『スポーツブル』が願うことは、東京から世界へとスポーツを通して感動の瞬間とドラマ、そして選手の内なる声を、より早く、より深く、伝え、見る者の 心を揺さぶる熱狂を届けること。新しい令和という新時代と共に迎える東京2020大会。最高の舞台で、満開に耀く歓喜の瞬間を共有したいと願っている。 

取材・文/スポーツブル編集部

【田中大貴選手Profile】

田中大貴(たなか・だいき)長崎県生まれ。2010年4月に東海大学へ進学し、大学1年時よりチームの主力として活躍。3、4年の時にはインカレ2連覇を果たし、2年連続でMVPを受賞する。また、大学3年時には日本代表に初選出。2014年2月にNBL(当時)のトヨタ自動車アルバルク東京に入団、そのシーズンには新人王に輝く。Bリーグ1年目には年間ベストファイブに選出され、2年目にはチームを2代目王者に導き、個人としてはMVPも獲得。Bリーグを代表するプレイヤーであり日本代表選手としても期待がかかるアスリート。21年ぶりに自力で決めたW杯では、日本の勝利の鍵を握るキーマンだ。