ソフトバンク―楽天5  今季初勝利を挙げ、ファンとタッチするソフトバンク・大竹=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


■大竹耕太郎(福岡ソフトバンク)
○1−0 vs東北楽天(ヤフオクドーム)
投球成績/7回 被安打4 奪三振3 失点0

 福岡ソフトバンクの大竹耕太郎が2日の東北楽天戦で待望の今季初勝利をマークした。

 今季5試合目の登板。過去4試合、常に安定した投球を続けて計30回1/3イニングで3失点の防御率0.89を誇ったが、味方の援護を欠いて未勝利だった。その中でも、「僕が打たれる試合もありますし、打線が打てない試合もある。僕の仕事はゼロをしっかり並べること。そこに集中していました」とマウンドに立った。

 初回を三者凡退に仕留めた後の1回裏、今宮健太のタイムリーで1点を先制。この日もらった援護点はこの1点のみだったが、「毎ゲームごとに、今宮さんから『今日はごめんな、次は絶対打つから』と言っていただいていた。本当にうれしかったですし、この1点をしっかり守れるように、僕も気持ちを入れて投げました」と大竹。3回1死1、3塁、6回2死1、2塁のピンチにも、「ファンの皆さんに力をもらった」とギアを上げて後続を抑え込んだ。

 試合後、先制V打の今宮とともにお立ち台に上ると、今季初勝利に「そうですね、あの、本当に…」と感極まり、込み上げてきた涙を拭いながら、「キツかったですけど、粘り強く投げてきて、今日、今宮さんに打ってもらって、すごくうれしいです」と自らの言葉を噛み締めた。

 「調子は良くなかった」と振り返ったが、7回4安打無失点という内容に「悪いなりに抑えるというのが去年できなかったこと。今年は違うぞというのを見せられた」と納得の表情。防御率はさらに下がって0.72。4月の好調を令和になっても継続し、ようやく白星として報われ、「これをキッカケに、これからもっと白星を挙げて行けるようにしたい」と力強く語った。