東京2020オリンピック競技大会まで500日を切った今春、競技の魅力やアスリートの息づかい輝くプレー数々、アスリート語録をWebマガジンに特別編集。その名も「ROAD TO TOKYO2020~昭和から平成そして令和にバトンをつなぐ東京五輪~」

今回のアスリートは、宮脇花綸選手。

フェンシング日本代表にまで登りつめた彼女だが、かつては「五輪を目指すのが怖かった」と語っている。2018年アジア大会・フェンシング女子フルーレ団体で金メダルを獲得したアスリート・宮脇花綸。その考えに変化を与えたのは、高校1年生の冬。転機は、自分自身との向き合いだ。

五輪を目指すようになった宮脇の競技人生は決して平坦ではない。大小様々な挫折の瞬間を「最初、乗り越えることができなかった」という彼女から、意外な言葉が飛び出した。

「自分自身にざまあみろと思った。」

過去の弱い自分に決別すると、宮脇花綸の競技人生はストイックに変化していた。

「アスリートの世界はハイリスク・ローリターン」

フェンシングは年齢・体格の差がでにくい競技だと語った宮脇花綸。アジア大会の金メダルメンバー・辻すみれ選手を相手にした練習では、強靭な足腰から生まれる宮脇の鋭い突きに、スポーツアンカー田中大貴も驚きを隠せなかった。宮脇のチームメイトに見せる姿とフェンサーとしてのレベルの高さも明かしてくれた辻選手。華麗にしてパワフルな剣士である現役大学生の宮脇は、フェンシングならではの体格についても赤裸々に明かしてくれた。どうやら私服でデニムを購入する際、サイズ調整やデザイン選びが大変なのだという。納得の理由は、毎日のトレーニングから垣間見ることができた。

「太ももの筋肉の大きさが(笑)左右で違うんですよね!」

トレーニングの様子とプライベートな悩み事を笑顔で語る宮脇は、フェンサーというよりも可愛らしい1人の女性のように輝いていた。どんな質問に対しても、七変化で対応する宮脇花綸。プライベートな質問や私生活などについて尋ねていくと「占い」「2020年」というキーワードに辿り着いた。2020年の東京五輪に向け、着実に成長を続けるアスリート宮脇花綸をスポーツブルが独自で占ってみたところ、可能性は無限大だった。

「あ〜、確かに。引き出しは多いと思う」

占いの感想と2020年を語った彼女の未来が楽しみで仕方がない。そして、東京五輪で「金メダル」に近づくために、アスリート宮脇花綸として、さらなる成長も約束してくれた。

東京2020大会は、全55競技(オリンピック33競技・パラリンピック22競技)の開催が予定され、誰もがその雄姿に思いを馳せ、熱狂していくシナリオは揃っている。 体操や競泳、柔道、レスリングなど日本のお家芸だけで なく、追加種目の野球、ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンにも注目だ。『スポーツブル』が願うことは、東京から世界へとスポーツを通して感動の瞬間とドラマ、そして選手の内なる声を、より早く、より深く、伝え、見る者の 心を揺さぶる熱狂を届けること。新しい令和という新時代と共に迎える東京2020大会。最高の舞台で、満開に耀く歓喜の瞬間を共有したいと願っている。 

取材・文/スポーツブル編集部

【宮脇花綸Profile】

宮脇花綸(みやわき・かりん)5歳からフェンシングを始める。小学4年時に同世代の部門で全国優勝。2016年にジュニアのW杯で優勝すると、2018年5月、シニアのグランプリ大会で準優勝し、日本ランキング1位に到達。2018年8月のアジア大会では日本史上初となる女子フルーレ団体の金メダル獲得に貢献した。高い洞察力と巧みな剣さばきが武器の頭脳派フェンサー。