障害のある人も一緒にクライミングを楽しめる「パラクライミング体験会」が鳥取県内で定着しつつある。先月、県障がい者スポーツ協会が国内トップクラスのクライマーを招いて倉吉市で初開催した体験会には県内の障害者約20人と健常者の計約60人が参加した。今年度も開催する予定だという。

 パラクライミングはロープで安全を確保して人工壁を登り、登った高さを競うスポーツ。大会では「視覚障害」「神経障害」「欠損障害」の三つの障害の程度に応じて計10クラスに分かれる。特別な施設やルールが必要ないため、健常者と同じ環境で楽しめることが魅力だという。

 3月16日、倉吉市山根の倉吉体育文化会館で初めて開催された体験会では、世界選手権の視覚障害(B―1)の部門で3連覇中の小林幸一郎さん(51)=東京都=と日本選手権の欠損障害(AL―1)の部門で3連覇を果たした大内秀之さん(39)=兵庫県=がクライミングを始めたきっかけやこれまでの体験を話した。