ノルディックスキー男子ジャンプのワールドカップ(W杯)で日本人選手初の個人総合優勝を果たした八幡平市出身の小林陵侑(りょうゆう)選手(22)=土屋ホーム=に県民栄誉賞が授与される。達増拓也知事が12日、発表した。

 2018~19年シーズンのW杯2戦目に初勝利した小林選手は、驚異的なペースで勝利を重ね、シーズン合計で歴代2位となる13勝を挙げた。

 小林選手は07年から始まった県の才能発掘育成事業「いわてスーパーキッズ」の1期生。達増知事は「子どもたちに夢と希望を与えた。郷土の岩手に思いを寄せて総合優勝のインタビューでは地元にエールを送ってくれた。岩手の誇りとして深い感動を与えた」とたたえた。

 県民栄誉賞はこれまでに、日本選手権7連覇を達成した新日本製鉄釜石ラグビー部など3団体と、サッカーなでしこジャパンで活躍した岩清水梓選手や元日本代表でアルベールビル五輪金メダリストの三ケ田礼一さんら3人が受賞。スキー界からは三ケ田さんに続き2人目。

 また、岩手県八幡平市はスポーツ栄誉賞を新設し、小林選手に贈ることを決めた。田村正彦市長は「(小林選手は)まだまだ先のある身。今後の活躍に期待を込めて市民栄誉賞とは別の賞を作った」と説明した。

 授与式は県民栄誉賞が5月8日に、スポーツ栄誉賞が同9日に行われる。(大西英正、御船紗子)