全日本柔道連盟会長の山下泰裕氏(61)が8日、熊本市北区の「KMバイオロジクス」本社で講演した。

 演題は「夢への挑戦」。ロサンゼルス五輪の柔道無差別級で足を痛めながら金メダルを獲得した経験に触れ、「痛いのを顔に出さず一瞬の隙で寝技に持ち込もうとした」と振り返り、「夢を捨てずに思い続けることが大切」と語った。

 山都町出身で、自らの小学校時代にケンカばかりして同級生から恐れられていたといい、「相当悪かったが、陰湿なワルではなかった」などと話し、聴衆から笑いを誘っていた。

 山下氏は、日本オリンピック委員会の次期会長に就くと見られている。その点については「もしかしたらなるかもしれない」と語るにとどめたが、2020年の東京五輪については「人生をかけた戦い。熱い夏にするので、楽しみにして欲しい」と抱負を述べた。(大畑滋生)