フィギュアスケートの世界選手権第4日は23日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで男子フリーがあり、平昌(ピョンチャン)五輪金メダルでショートプログラム(SP)3位(94・87点)の羽生結弦(ANA)は、総合300・97点で2位だった。フリーはほぼ完璧な演技を見せ、206・10点を出した。

 羽生の直後に演技したSP首位(107・40点)で世界選手権2連覇を狙うネーサン・チェン(米)が、今季世界最高の総合323・42点を出して連覇を達成した。SPに続き、フリーもほぼ完璧な演技を見せ、今季世界最高の216・02点を出した。

 同五輪銀メダルで、SP6位(91・40点)の宇野昌磨(トヨタ自動車)は総合270・32点で4位だった。フリーは前半の4回転ジャンプで失敗が目立ち、178・92点だった。

 羽生は冒頭の4回転ループを決めて、3・45点の出来栄え(GOE)加点を引き出し13・95点。続く4回転サルコーは回転不足を取られた。演技後半の4回転トーループで3・80点のGOE加点で13・30点を出した。4回転トーループとトリプルアクセル(3回転半)の連続ジャンプで3・12点のGOE加点を得て18・52点。トリプルアクセル―オイラー―3回転サルコーの3連続ジャンプで2・17点のGOE加点で16・25点を得た。ステップで一つレベルを取りこぼし、技術点は110・26点。演技構成点は5項目全て9点台を並べ、95・84点だった。

 2位が決まった後、羽生は「正直、悔しい。ショート(プログラム)も、フリーでも両方とも負けているので、正直、もっと強くならなきゃいけないというのを痛感している」「やっぱり、負けには負けという意味しかない。はっきり言って、自分にとっては負けは死も同然だと思っている。本当に、本当、勝ちたい」「最終的にこういう良い演技をしたにもかかわらず、負けてしまっているというのは、完全なる実力不足だなというのを改めて痛感している。これから、次のシーズンに向けては時間はあるので、けがしないように、その上で本当に追随されないようなくらい強くなりたい」と振り返った。

 チェンの演技は圧巻だった。冒頭の4回転ルッツを決め、4・76点のGOE加点を得て16・26点。続く4回転フリップは13・04点、4回転トーループは12・89点を稼いだ。演技後半も勢いは加速。4回転―3回転の2連続トーループで3・39点のGOE加点を引き出し18・46点を得た。スピンステップは最高のレベル4を獲得し、技術点は121・24点。演技構成点は5項目全て9点台で94・78点だった。

 宇野は冒頭の4回転サルコーと4回転フリップで回転不足を取られた上に手をつき、計7・76点しか得られなかった。ここから立て直し、4回転トーループでは出来栄え(GOE)で3・26点の加点を得た。演技後半のトリプルアクセル(3回転半)、トリプルアクセル―オイラー―3回転フリップの3連続ジャンプでも2点以上のGOE加点を得た。ステップ、スピンは最高のレベル4を並べ、技術点は89・90点。演技構成点は89・02点だった。

 第1組で出場したSP19位(78・76点)の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は、159・64点の総合238・40点で14位だった。