フィギュアスケートの世界選手権は20日、さいたまスーパーアリーナで開幕した。この日は21日に行われる男子ショートプログラム(SP)の滑走順抽選があり、羽生結弦(ANA)は最終第6グループの1番手となる30番滑走(午後8時18分ごろ)に決まった。宇野昌磨(トヨタ自動車)は31番(午後8時25分ごろ)、田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は22番(午後6時59分ごろ)、連覇を狙うネーサン・チェン(米)は最終35番滑走(午後8時50分ごろ~)。

 20日は男子の公式練習がサブリンクであり、羽生は午後5時すぎに登場。約40分間、じっくりと氷の感触を確かめた。

 前日会見で「(平昌)五輪と違って『ループを跳ばないといけない』という使命感がものすごく今回あって、それを耐えうる筋力をつけるように努力してきた」と語った通り、4回転ループに重点的に取り組んだ。昨年11月にグランプリ(GP)シリーズ・ロシア杯で負傷した右足首に大きな負荷のかかるジャンプだが、回復している様子をうかがわせた。

 さらに、ステップを一つ挟んだだけで3転半(トリプルアクセル)ジャンプを連続で跳んだり、右足を上げたY字バランスを披露したり。普段はあまり見せないスケートで会場のファンを大きく沸かせた。

 一方、フリーの曲をかけた練習に臨んだ宇野は、全てのジャンプは跳ばなかったものの、4回転トーループや3回転半(トリプルアクセル)など高難度のジャンプをきれいに着地。目立ったミスはなく、調子は上向きだ。

 今季のGPシリーズは2戦とも8位と振るわなかった田中も、勝負の一戦を前に入念に滑りを確かめていた。