2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた500日前イベントが12日、山梨県庁防災新館前であった。大会への機運を盛り上げようと県が主催し、残り日数を示す「デイ・カウンター」やロードレース競技用の自転車を披露した。

 イベントでは、元自転車ロードレース選手で県アドバイザーの今中大介さんがあいさつに立ち、「五輪はコンパクトなコースを周回することが多かったが、今回は富士山を目指す壮大なレースが実現することになった」と県内の競技会場を説明した。

 デイ・カウンターの除幕後は、県出身の五輪・パラリンピック経験者も大会の魅力を語った。00年シドニー五輪競泳代表の萩原智子さんは、赤道ギニアの選手がおぼれそうになりながらゴールする姿に2万人の観衆が声援を送った当時のエピソードを紹介。「一生懸命さは人に伝わり、国や人種を超えて一つになれる」と強調した。16年リオデジャネイロ・パラリンピックなどの陸上競技に出場した鈴木徹さんは「パラは心の限界にチャレンジする競技」と語った。

 県庁防災新館のデイ・カウンターは2台あり、うち1台は東京五輪開幕(20年7月24日)、もう1台はパラ開幕(同年8月25日)までの日数を刻む。甲府駅や河口湖ショッピングセンターベルにも1台ずつ置かれ、パラリンピックが閉幕する同年9月6日まで展示される。(平畑玄洋)