昨年2月の平昌冬季五輪のドーピング検査で陽性反応を示したスピードスケート・ショートトラック男子の斎藤慧(神奈川大SC)は8日、処分が出場停止を伴わない「譴責(けんせき)」に軽減されたことについて「(スポーツ仲裁裁判所と審理を進める中で)目指してきた一番いい結果だったのでホッとしたのはあるが、もう少し早く復帰したかった」。

 復帰戦となる9日開幕のジャパントロフィー選手権(広島)の公式練習後、自らの処分について答えた。

 斎藤は陽性反応が出た後、意図的な禁止薬物の摂取を否定したものの暫定資格停止処分を受けた。練習ができない期間が続き「精神的に大変ではないと言えばうそになる。きつかった」。仲間が出場する国内外のレースを、自分に置きかえて見ていたという。

 約1年3カ月ぶりのレース。斎藤は「周囲のレベルは上がっている。どこまでついていけるか試す場所になる」と意欲を口にした。(榊原一生)