日本が開催に立候補していた2022年のバレーボール女子世界選手権がオランダとポーランドの共催で開かれることになった。日本は1998年から2018年までの6大会中4大会を開催してきたが、人気低迷などの影響で、昨年の大会で日本バレーボール協会と共催したTBSテレビは億単位の赤字を負った。関係者によると、22年大会の立候補は予算編成で難航したといい、大会を充実させるアピールができず落選した。

 世界選手権の開催国はこれまで国際バレーボール連盟と各国協会の個別交渉で決まり、国際連盟は日本の放映権料を頼りにしていたが、今回から公募方式になった。オランダは国や自治体などと連携し、大会を通じて食育など社会問題にも取り組む計画を示した。15年にビーチバレー世界選手権を開催した際に、運河など都市の特徴をいかした斬新な会場作りで評価を上げていた。昨年の男子世界選手権ではイタリアの古代遺跡を模した屋外競技場が会場になるなど、大胆な見せ方が求められる傾向にある。

 1977年から今秋まで12大会連続で日本開催となる4年に一度のワールドカップも、次回の23年大会から公募で開催国を決めることになっている。日本バレーボール協会の八田茂専務理事は「招致を逃したことは残念。オランダとポーランドの共催という招致戦略に対し、日本はアジア諸国との関係が弱かった。今後は他競技の事例を含め自治体との連携を研究したい。国際大会の開催を通じて地域課題を解決するなど開催地への価値提供にも取り組みたい」とコメントした。(忠鉢信一)