昨年、大相撲の巡業で、土俵の上で倒れた人を救助していた女性が土俵を降りるよう求められた。「土俵は女人禁制」という伝統が議論を呼んだが、これは「日本相撲協会」の土俵の話。一般の土俵の多くは、むしろ女性が上がることを歓迎しているという。

 「お願いしまーす」。土俵に女子選手の元気な声が響いた。岐阜市の小中学生の相撲クラブ・岐阜木曜クラブは、メンバー約20人のうち5人が女子だ。すり足や三番稽古など、男子も女子も分け隔て無く、みんなが同じ土俵で同じ稽古に取り組んでいる。

 「前に出ながら押さないとダメだ」。女子選手に指導者のアドバイスが飛ぶ。田中萌さん(小3)は「勝ったときの爽快感がすごい」と熱心に稽古に取り組む。指導する岐阜市相撲連盟の硲重樹会長は「男女に関係なく、礼に始まり礼に終わる相撲道を教えています」と話す。「性別は関係なく、相撲がやりたい子はみんな大歓迎です」