昨年の柔道世界選手権の女子52キロ級で初優勝した阿部詩(うた、18)が2日、夙川学院高校(神戸市中央区)を卒業した。卒業式で「旅立ちの日に」の合唱に、涙がこみ上げた阿部。約130人の卒業生と「仰げば尊し」を歌い、高校生活に別れを告げた。

 式後、阿部は教室で卒業証書を受け取り、クラスメートと笑顔で記念撮影。ともに稽古に励んだ柔道部の仲間とも写真に納まって名残を惜しんだ。松本純一郎監督(50)は「無事に送り出すことができ、責任が果たせました」。

 阿部は4月から兄の一二三がいる日体大に進学する。「高校では精神面で成長できた。大学でもっと強くなり、東京五輪で優勝し、感動を与えたい」と語った。(崔埰寿)