三浦雄一郎さん(86)は1月26日に帰国し、東京都内で会見に臨んだ。記者は1日遅れの帰国後に映像で確認したが、すっきりとした表情に見えた。

 三浦さんにとって、登頂の断念は「不本意」だった。若い頃の富士山やエベレストのスキー滑降に始まり、70歳から5年おきのエベレストはすべて成功。危険な目にも遭ったが、冒険の歴史を刻んできた。

 では、三浦さんが新たに掲げた「90歳でエベレスト」は現実的なのか。遠征の登攀(とうはん)リーダーでエベレスト登頂9回の倉岡裕之さん(57)は「体質を改善し、体重を落とせば、不可能ではないのでは」とみる。