スポーツクライミング3種目のうちの一つ、リードの国内一を決める「リードジャパンカップ」が3月2・3日、松山下公園総合体育館(千葉県・印西市)にて行なわれる。

 リードでは、高さ12m以上の壁に設定された最長60手程度のルート(課題)を、制限時間内に “どこまで登ることができたか” を争う。選手は命綱であるロープの支点確保を繰り返しながら頂上を目指し、最後の支点にロープをかけると完登とみなされる。

 大会は2日に予選を行い、上位26名が次ラウンドへ。そして3日午前の準決勝で絞られた8名が、午後の決勝を戦う。予選は2ルート、準決勝と決勝は各1ルートで、制限時間は6分間。時間内であれば何度もトライ可能なボルダリングと違い、リードは1度フォール(落下)するとそこで競技終了となるため、ミスの許されない独特な緊張感が漂う。

 2年前まではリード種目のシニア国内公式戦として日本選手権リード競技大会とリードジャパンカップがそれぞれ行われていたが、今年は2大会が統合され、リードジャパンカップとして開催される(昨年は日本選手権のみ開催)。他のジャパンカップ同様、その種目の国内王者を決めると同時に、W杯に出場する日本代表選手の選考大会も兼ねているため、今大会も息の抜けない戦いが繰り広げられるだろう。

 男子の戦いは、正に群雄割拠。楢崎明智ら、世界選手権2018にファイナリスト3名を送り込んだオリンピック強化選手組、W杯2018で躍進した本間大晴、田中修太、西田秀聖らの若手組、さらに樋口純裕、波田悠貴らの中堅など、多くの選手が優勝を狙える位置につく。またW杯2017年間3位であり、日本選手権2018王者の是永敬一郎が昨年5月の怪我から10ヶ月ぶりに大会の表舞台に復帰する。リード界のエースが久々の公式戦で完全復調を見せると、優勝予想はさらなる困難を極める。

 女子では昨年、野口啓代との激しい優勝争いを当時14歳で制した森秋彩が今回も優勝候補に推されるだろう。しかし、今年は世界で戦うため、今までの軽さを利用する登りからパワーを駆使する登りに変貌を遂げようとしている最中だといい、新たな登りをどれだけ自分のものにできているかが連覇のカギを握ってくる。ここに昨年3位の伊藤ふたばと、世界選手権2018で日本女子最高の4位となった小武芽生、次世代の注目株・平野夏海が絡み、優勝争いが繰り広げられる可能性が高い。そしてリードが最も苦手な種目だと公言する野中生萌のボルダリングとスピードに続く “ジャパンカップ” 3連覇にも期待したいところだ。

 注目の大会は、2日11時からの男女同時スタートで行われる予選で幕を開ける。

昨年大会(日本選手権)表彰台=(左から)楢崎智亜、野口啓代、是永敬一郎、森秋彩、土肥圭太、伊藤ふたば

 

第32回リードジャパンカップ

会場

住所:千葉県印西市浦部275
アクセス:JR成田線 木下駅より「ふれあいバス」9分/北総線 千葉ニュータウン中央駅北口より「ふれあいバス」12分

スケジュール

3月2日(土)
11:00 ~ 14:15/女子予選
11:00 ~ 15:45/男子予選

3月3日(日)
10:00 ~ 12:10/男女準決勝
14:40 ~ 15:30/女子決勝
15:45 ~ 16:35/男子決勝

※スケジュールは予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。

チケット

3月2日(土)予選/無料
3月3日(日)準決勝・決勝/前売り券 1,000円(500円)、当日券 1,200円(600円)
※()内は高校生以下料金
※前売り券の発売は前日の23:59まで

放映予定

3月3日(日)14:30 ~ 17:30(男女決勝)
3月3日(日)14:30 ~ 17:30(男女決勝)
3月2日(土)10:55 ~ 15:50(男女予選)
3月3日(日)09:55 ~ 12:15(男女準決勝)
3月3日(日)14:30 ~ 17:30(男女決勝)
YouTube(生中継)

CREDITS

編集部 /

写真

窪田亮