(24日、アイスホッケー・アジアリーグ・プレーオフ準決勝第2戦 日本製紙2―1デミョン)

 2373人と大勢のファンで埋まった試合後のヒーローインタビュー。第3ピリオド(P)1分過ぎに決勝点を挙げたFW大津晃介が、勝負のあやを端的に言った。「チーム全員で我慢して最少失点に守り切ったのが勝因」

 4時間半近く戦った昨夜の戦いから、疲れは抜けていない。第2Pに追いつかれたのは、一時退場者を出した間だった。集中力が問われたのは、第3Pの10分過ぎ、反則を重ねて2人の一時退場者を出した局面だ。GKを含めた4人が体を張り、続けざまのピンチをしのいだ。

 数的不利な局面での守りについて、小林監督は情報分析に基づく確かな自信がある。「相手の攻撃パターンを理解し、どこからシュートを打たせるかをチェックしている。そして、体を張った守り。その二つが機能している」。リーグ1位のデミョン(韓)相手に決勝進出に王手をかけ、小さくうなずいた。

 残りの3戦は、すべて敵地の韓国・仁川(インチョン)で戦う。1勝もできなければ、今のチームの運命は終わる。「決勝で、必ずまた、このリンクに戻ってきたい」。大津の言葉に熱がこもる。「氷都」釧路のファンも、地元での雄姿を楽しみに待っている。(笠井正基)