スピードクライミングの日本一を決める、第1回スピードジャパンカップが10日(日)、東京・昭島市にあるモリパークアウトドアヴィレッジで行われた。

スピードクライミングは、ホールドの配置が周知されている高さ15メートルの壁を、どれだけ早く登るかを競う種目。

予選は、2トライのうち早い方のタイムを使用し、予選参加者の上位16名が決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントは順位が高い選手と低い選手が1回戦で当たるように組まれ、タイムの早い方が勝ち上がるノックアウト方式で行われた。

 

今年から新設された大会で、初の栄冠を手にしたのは、男子が池田雄大(千葉県山岳連盟)、女子は野中生萌(XFRAG)だった。

女子決勝は、予選トップ通過の野中生萌(XFRAG)と2位通過の伊藤ふたば(TEAM au)が激突。ゴール直前まで、どちらが勝つかわからない接戦となったが、タッチの差で野中が制した。タイムは、この日最速の9秒388。

野中は「第1回の優勝、嬉しいです。すごく天候も悪く寒かったので、その中で常に体を暖かくしていることが重要でした。リードジャパンカップもこの後あるので、決勝を目指して頑張りたいと思います。」と1月のボルダリング・ジャパンカップとスピードジャパンカップ、そして、3月に行われるリードジャパンカップの“ジャパンカップ”3冠に向けて意気込みを語った。

一方、男子決勝は予選16位から勝ち上がった藤井快(TEAM au)とスピードのスペシャリスト・池田雄大(千葉県山岳連盟)が対戦。

藤井が中盤で手を滑らせ、その間に池田が大きく引き離し見事、優勝を手にした。

池田は「初代王者にこだわっていたので、優勝できてすごい嬉しいです。タイムは出ていなかったんですけど、勝ちにこだわっていけたと思います。今後は、世界記録を狙っていきたいと思います。」と更なる記録更新に意欲を見せた。

「第1回スピードジャパンカップ」結果は以下の通り

【女子】

優勝:野中生萌(XFLAG)

2位:伊藤ふたば(TEAM au)

3位:野口啓代(TEAM au)

 

【男子】

優勝:池田雄大(千葉県山岳連盟)

2位:藤井快(TEAM au)

3位:抜井亮瑛(香芝市立香芝北中学校)