(7日、フィギュアスケート・四大陸選手権女子SP)

 女子ショートプログラム(SP)直前の6分間練習で紀平梨花(関大ク)はトリプルアクセル(3回転半)ジャンプを1回決めた。「6分間が終わった時点でトリプルにしようと考えていた」。2日前に左手薬指を亜脱臼したが、強気に挑んだ。

 しかし、その冒頭のトリプルアクセルを失敗。1回転半になり、規定によって無得点になってしまった。「今までにないくらいの回数しか(練習で)跳んでいなかったので……。あのミスは起こってしまってもおかしくないような練習量だった」。普段は1回の練習で10本以上の3回転半を跳ぶが、この日の午前の公式練習では2本だけだった。

 本番直前、浜田美栄コーチに「真のチャンピオンになるにはこういう試練も必要だし、挑戦だと思って頑張って」と送り出された。「フリーでは(3回転半を)決められるように頑張りたい」。けがを言い訳にせず、8日(日本時間9日)のフリーでは5位から真の王者をめざす。