千葉県流山市立流山小学校(大重基樹校長)で、障害者アスリートを講師に迎え、スポーツ用の義足を使って走る体験授業が6年生を対象に行われた。

 教えたのは、東京パラリンピックの陸上短距離出場を目指す東京都中央区の会社員、又吉康十(こうと)さん(24)。同校体育館で140人を前に左足の歩行用義足をはずし、競技用の義足に履き替える様子を見せながら、走る前の準備を説明。児童たちを体育館の両側に座らせ、中央の床を全力で疾走すると、児童たちから「おおーっ」と驚きの声が上がった。

 さらに児童たちは子ども体験用の義足を使い、又吉さんと一緒にマットの上で跳びはねる体験をした。又吉さんは「今回の授業で障害者のことを考えるきっかけになってほしい」という。体験した稲田英晃さん(12)は「バランスを取って、きれいに走れるのに驚いた」と話した。

 又吉さんは沖縄県名護市出身。大学3年の時、駅のホームで電車に接触する事故に遭い、左ひざ下を切断した。高校時代にバスケットやラグビーを経験しスポーツが好きだったことから、2017年3月ころからスポーツ用義足を使って走り始めたという。(青柳正悟)