昨年2月の平昌(ピョンチャン)五輪でのドーピング検査で陽性反応を示したスピードスケート・ショートトラック男子日本代表の斎藤慧(けい)選手(22)に対し、国際スケート連盟が軽度の譴責(けんせき)処分とする方針であることが22日、関係者への取材でわかった。

 日本選手として初めて冬季五輪でドーピング陽性反応が出た斎藤選手は、潔白を主張。五輪でドーピング認定の権限を持つスポーツ仲裁裁判所(CAS)と審理を進めていた。その結果、「恣意(しい)的ではなかった」と判断され、資格停止処分ではない異例の軽い処分となった。関係者によると「検査のやり方にも不備があった」という。近く裁定結果が発表される予定。

 斎藤選手は平昌五輪開幕前の昨年2月4日、選手村での抜き打ち検査で、利尿作用があり、ドーピング隠しの目的と疑われる禁止薬物アセタゾラミドが検出された。暫定資格停止となり、日本代表チームを離脱した。当時、日本オリンピック委員会(JOC)を通じて「ドーピングを行おうと考えたことはこれまで一度もありません」「利尿剤を使用して体重を落とそうと考えたこともありません」などのコメントを発表していた。(榊原一生、吉永岳央)