長年にわたり登山・クライミングを実践し、国民に勇気や感動を与えた個人やグループを表彰する「日本山岳グランプリ」。今年度の受賞者に信州大学学士山岳会の登山家馬目弘仁(まのめひろよし)さん(49)=長野県松本市=が選ばれた。受賞理由は、冬場に全国の登山家が集まり、難ルートの岩場を登る催しを2008年から開催。ヒマラヤなど海外の高峰で活躍する若い登山家たちの育成に貢献した点が評価された。

 日本山岳グランプリは2010年、「日本山岳・スポーツクライミング協会」が創立50周年を記念して創設した。これまで、フリークライミング界で日本を代表する平山裕示さん(49)や、1908(明治41)年創立の飛驒山岳会(岐阜県高山市)などが受賞している。

 馬目さんは07年2月、英国で開かれた「クライマーズ・ミーティング」に同協会から派遣され、世界各国から集まった登山家たちと岩場で交流を深めた。