卓球の全日本選手権第5日は18日、大阪市の丸善インテックアリーナ大阪で、女子シングルス5回戦があり、世界ランキング9位で一昨年のこの大会を制した平野美宇(日本生命)が、世界ランキング85位で14歳の木原美悠(エリートアカデミー)に1―4で敗れた。石川佳純(全農)と組んだ女子ダブルスでも5回戦で佐藤瞳、橋本帆乃香(ミキハウス)組に敗れた。

■追われる怖さを実感

 卓球の全日本選手権で、女子シングルスを2大会前に制した18歳の平野美宇(日本生命)は5回戦で完敗した。「焦っていた」とうなだれた。

 前後左右に攻めてくる14歳、木原美悠(エリートアカデミー)の揺さぶりについて行けなかった。「レシーブが消極的だった。ただ強く行き過ぎてもミスになる」。整理しきれない思いが口をついて出た。

 得意の連続攻撃に持ち込めない。流れをつかめぬまま、起死回生を狙ったスマッシュも枠をとらえ切れず。集中力が切れたように台に突っ伏した。

 これまで3大会連続で決勝に進み、2大会前の2017年は16歳9カ月の史上最年少で優勝した。同年は勢いそのままにアジア選手権を制し、世界選手権3位。報道対応も明るく、怖い物知らずの天真らんまんさが平野の特徴だった。

 試合後、年下に負ける怖さはなかったとしたが、「周りのレベルが上がっている。気持ちを強く持たないと勝てない」とうつむいた。追われる怖さを実感している。(有田憲一)

■木原「勝つこと目標にしてきた」

 女子シングルス5回戦で前々回女王の平野を破った14歳の木原は堂々の8強入りを果たした。「対戦して勝つことを目標にしていた」という平野との試合では「最近、結構いいと思う」というサーブで崩し、「3、4球目に変化をつけた」。理想通りの戦いだった。6回戦も社会人選手に快勝。「自信がついた。優勝したい」と言い切った。