南米大陸最高峰のアコンカグア(標高6961メートル)の登頂とスキー滑降に向けてアルゼンチン入りしているプロスキーヤー三浦雄一郎さん(86)に、朝日新聞記者が同行しています。

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 記者は現地時間の8日、チリ国境付近のオルコネスと呼ばれる地域から、北に見えるアコンカグアを撮影した。雲がかかり、山頂周辺特有の「ビエント・ブランコ(白い嵐)」と呼ばれる強風が吹いているとみられるなか、ときおり頂が白い雪をまとった姿を見せた。

 この日、遠征隊員の平出和也さん(39)、中島健郎さん(34)とともに撮影に向かった。アコンカグアのある州立公園の事務所に立ち寄り、一般的なルート(ノーマルルート)の入り口から歩いて撮影に適した場所を探したところ、ベースキャンプ(BC、標高4200メートル)に登山者や物資を運ぶヘリコプターの基地周辺から山を望むことができた。

 上空も強い風が吹いているとみられ、山頂付近は白い雲が浮かんでは消えた。正面にそびえるのは南壁と呼ばれる氷と雪に覆われた岩壁。荘厳な姿に夢中でカメラのシャッターを押した。

 遠征隊は9日、この基地からヘリコプターでベースキャンプに向かう見込み。(金子元希)