南米大陸最高峰アコンカグア(標高6961メートル)の登頂とスキー滑降を目指すプロスキーヤー三浦雄一郎さん(86)を隊長とする遠征隊7人が7日、アルゼンチンで初めて全員がそろった。9日のベースキャンプ(BC)入りへの準備を整えている。

 遠征隊のうち三浦さんを含む先発4人は2日に、後発の3人は4日に日本を出発。現地時間の7日、チリ国境に近い標高約3200メートルの宿泊地に初めて全員がそろった。8日朝には全員で朝食前にラジオ体操した。

 三浦さんは7、8日、登山活動の中心となる登攀(とうはん)リーダー倉岡裕之さん(57)とともに標高3900メートル付近で高度に体を慣らすハイキングをした。後発で合流した倉岡さんは今回の遠征について「高度順応と疲労のバランスをうまく考えながら進めるのが一番のポイント」。三浦さんは7人がそろったことに「ドリームチームと呼ばれており、頼もしい」と語った。9日のBC入りに向けて「今回の遠征のスタートになる。それから体調が上がっていけばと思う」と話した。

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 現地まで7人がそろわなかったのは、世界の山を舞台に活動しているメンバーが多く、日程が合わなかったためだ。それでも遠征が成り立つのは、それぞれの実力を認め、信頼しているからだ。

 そんな人たちと同じ宿で過ごし、同じ食事をして、同じ時間帯で過ごしている。三浦さんを支えている6人の活動の様子についても注目していきたい。(金子元希)