2020年東京パラリンピックを前に、パラ選手の名前を一人でも多く覚えてもらおうと、東京都が選手カードを作り、ポテトチップスにつけてイベントで無料配布している。プロ野球チップスでおなじみのカルビーの協力で実現した。大人から子どもまで、評判は上々だという。

 1袋につくカードは2枚。名刺大のカードには競技中の迫力ある選手の写真、めくると選手からのメッセージが記されている。全21種類で、19競技の選手のほか、2枚の「キラキラカード」がある。3万袋つくり、観戦会などのイベントで配っている。

 都の意識調査で、パラ競技に興味がない理由を尋ねたところ、「選手を知らない」と答えた人の割合が最多だったことから企画した。調査結果からは、競技の認知度が高まってきた傾向もうかがえ、実際に競技場に足を運んでもらうために選手一人ひとりを知ってもらおうと考えたという。

 ポテトチップスの袋にも、高橋陽一さんやちばてつやさんら人気漫画家によるパラ選手のイラストをあしらった。イベント会場では袋を受け取った人たちが、カードを手に会話を始める姿がよく見られるという。都の担当者は「ただカードを配るより、興味を持ってもらっている。選手たちにも評判がいいようだ」と話している。今後、カードの種類を増やすことも検討中だ。

 パラを盛り上げるための都のプロジェクト「TEAM BEYOND」の一環。チップスカードを配布するイベントなどの情報はHP(https://www.para-sports.tokyo/)で見られる。(山本亮介)