(2日、箱根駅伝)

 箱根駅伝で最大の注目区間は各校のエースがそろう「花の2区」だ。今年も豪華な顔ぶれがそろった23・1キロを制するのは誰か。

 最有力は順大の塩尻和也(4年)だろう。日本人学生最高記録(1時間6分46秒)を視野に入れる。

 トラックの3000メートル障害のリオデジャネイロ五輪代表で、昨夏のアジア大会では同種目で銅メダルを獲得した。箱根の2区は今回で4年連続だが、昨年は1時間9分26秒で区間10位に終わった。その悔しさを晴らすレースになる。「大学生として走る最後のレース。悔いなく走りたい」

 前回は前半に突っ込みすぎて、後半失速した。距離に少し苦手意識があり、長い距離を踏む練習を増やした。今季はロード、トラックともに日本人学生には一度も負けていない。「最後の3キロの上り坂が一番のポイント。残った力でどれだけ走りきれるか、です」

 昨年、1時間7分15秒で区間賞を取った青学大の主将・森田歩希(4年)は、けがで補欠に回り、当日のエントリー変更で3区を走ることに。大会5連覇を狙うチームの2区を任されたのは、同級生の梶谷瑠哉。11月の全日本大学駅伝では最終8区を走ってぶっちぎりの優勝を決め、胴上げされた。今季は大好きなラーメンを週1回に抑え、「体が絞れて調子が良い」。塩尻にどこまで食らいつけるか。

 前回大会で往路優勝している東洋大は、当日のエントリー変更でエースの山本修二(4年)を満を持して投入。箱根の予選会(ハーフマラソン)を1時間1分57秒の好タイムで駆け抜けた中大の堀尾謙介(4年)も力がある。ケニアから来た日大のワンブィ(4年)、エチオピア人留学生の拓大のデレセ(4年)らも区間賞候補だろう。

 早大のエース太田智樹(3年)を筆頭に、最上級生たちを脅かす下級生が出てくるかどうかも楽しみ。華があり、序盤で勝負の行方を大きく左右する2区の選手たちに注目だ。(平井隆介)