第98回全国高校ラグビー大会(大阪・東大阪市花園ラグビー場)は28日、島根代表の石見智翠館が1回戦に出場し、秋田中央(秋田)を34―7で下した。2回戦は30日にあり、尾道(広島)と対戦する。

 石見智翠館は前半12分、敵陣での密集から高橋紫苑選手が抜けだしトライ、先制した。しかし、反則などミスが多くペースをつかめないまま終了間際に秋田中央のトライを許し、逆転された。

 後半はリズムを取り戻したFWが攻撃の起点をつくり、密集戦で重圧をかけてボールを支配。佐藤友亮選手のトライで再びリードすると、BKと一体となった連続攻撃で後半だけで5トライと突き放した。守備も低いタックルで相手の突破を許さず、後半は無得点に封じた。

 後半18分に中央付近のスクラムから相手防御の隙をついた独走トライで流れを決定づけた武内慎選手は「相手の位置を見ていけると思った」。安藤哲治監督は「緊張なのか気負いなのか前半は想定外だったが、もっとボールを動かして積極的にやろうと指示した。後半はうちのラグビーになった」と健闘をたたえた。(杉山高志)