(23日、フィギュアスケート全日本選手権・女子4位)

 演技が終わると両手でガッツポーズ。伸びやかに滑りきった三原舞依(シスメックス)の表情に、笑みが浮かんだ。

 夢を逃した心残りを出発点に、この1年を過ごしてきた。平昌五輪の最終選考会を兼ねた昨季の全日本選手権は5位。「悔しい思いでいっぱいだった」

 今季取り組んできたのは、長年の課題だった体力強化。走るだけでなく、腹筋に背筋、なわとび、階段ダッシュ。地道なトレーニングを積み上げてきた。

 この日、「ハアハア言いながらやっていた」という以前の姿はなかった。流れるようなスケートで最後まで乱れない。成長の手応えに、「満足の演技。あきらめずにここまでやってきてよかった」。挫折を知って、強くなった。