レスリング女子で五輪4連覇中の伊調馨(かおり、34)=ALSOK=が23日、3年ぶりに出場した全日本選手権女子で13度目の優勝を果たした。「(五輪は)ぼやけているけど、上を見たときにあるのかなと思えた」と、2020年東京五輪に挑戦する意思を明かした。

 この日の57キロ級決勝で、16年リオデジャネイロ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(24)=ジャパンビバレッジ=に残り10秒から逆転勝ちした。川井梨には前日の予選リーグで国内大会17年ぶりの敗戦を喫していた。

 伊調はリオ五輪後に休養していた。今年4月には、日本協会の栄和人前強化本部長にパワハラ行為を受けていたと認定された。今年10月に実戦復帰したが、東京五輪をめざすかは明言していなかった。

 今大会は来年9月の世界選手権代表選考の一つ。世界選手権でメダルを獲得すれば東京五輪代表に決定する。(金子智彦)