フィギュアスケートの全日本選手権第3日は23日夕方から女子フリーがある。来年3月に埼玉である世界選手権の最終選考を兼ねる今大会。最終グループで滑る首位から6位までのショートプログラム(SP)の得点差は10・49点。出場3枠を巡る代表争いは熾烈(しれつ)だ。この日の午前は公式練習があった。

 SP76・76点で首位に立った平昌(ピョンチャン)五輪4位の宮原知子(関大)は曲をかけた練習で、3回転ルッツ―3回転トーループを含む全てのジャンプを決めた。「SPとは全く違うプログラムなので、また違う自分をしっかり見せたい」。大会5連覇へ順調な仕上がりだ。

 グランプリ(GP)ファイナル初挑戦で初優勝した紀平梨花(関大ク)はSP5位と出遅れた。曲をかけた練習で、トリプルアクセル(3回転半)―3回転トーループ、単独の3回転半を着氷した。首位とは8・01点差。逆転優勝へ向けて3回転半を繰り返し跳んだ。「とにかく完璧な演技ができるように。笑顔で終われる試合にしたい」と力を込める。

 SP75・65点の高得点で2位につけた平昌五輪6位の坂本花織(シスメックス)は、「フリーは直前までブラッシュアップしたので、その成果をしっかり発揮できるようにしたい」と語っていた。曲をかけた練習で得点源の3連続ジャンプが決まらず渋い表情を見せ、何度もジャンプを調整していた。

 SP3位でGPシリーズフランス杯2位の三原舞依(同)は好調だ。3回転ルッツ―2回転トーループ―2回転ループや、3回転ルッツ―3回転トーループなど高難度のジャンプを次々と決めた。「(曲のテーマである)天使のイメージで、最後まで笑顔で滑り切れたら」と話していたように、ステップも丁寧に確認した。

 昨季世界選手権銀メダルの樋口新葉(東京・開智日本橋学園高)は右足甲のけがでGPシリーズロシア杯を欠場。約2カ月ぶりの試合でSP4位につけた。この日の練習では本番の薄紫色の衣装で登場。3回転ルッツ―3回転トーループや3連続ジャンプなどを着氷した。2年ぶりの表彰台へ「自信を持って集中していい演技ができたらいい」と意気込む。

 主な女子選手の滑走順は次の通り。

 GPシリーズフランス杯6位の本田真凜(JAL)7番(午後6時7分ごろ~)▽GPシリーズフィンランド大会4位の白岩優奈(関大ク)15番(午後7時43分ごろ~)▽GPスケートカナダ2位の山下真瑚(愛知・中京大中京高)17番(同59分ごろ~)▽全日本ジュニア優勝の横井ゆは菜(愛知・中京大中京高)19番(午後8時23分ごろ~)▽紀平20番(同31分ごろ~)▽樋口21番(同39分ごろ~)▽三原22番(同47分ごろ~)▽宮原23番(同55分ごろ~)▽坂本24番(午後9時3分ごろ~)(浅野有美)