(22日、フィギュアスケート全日本選手権・男子SP2位)

 リンクを包むこの日一番の声援を受け、演技を終えた高橋大輔(関大ク)から思わず白い歯がこぼれた。感じていたのは、懐かしい心地よさ。「力を出し尽くす戦いの場所は一番しっくりくる。改めて試合って、いいなって。できれば、この場所にとどまっていたい」

 全日本のリンクに上がるのは、5年ぶりだった。それでも、かつて世界と渡り合った技術は、さびついていない。スピン、ステップ一つ一つが歓声と拍手を誘う。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプの着氷がやや詰まったが、「丁寧に、でも思い切りやれた。プログラム全体としては今季一番良い演技」と2位発進にうなずいた。