(21日、フィギュアスケート全日本選手権・女子SP)

 「75・65」。SP2位の坂本花織(シスメックス)は、得点を待つキス・アンド・クライでその数字を確認すると「うわっ」とのけぞった。「75点も出たので。普通にびっくりしました」

 GPファイナルで4位に入り、少し燃え尽きた感じがあったという。そんな坂本に火をつけたのは同じリンクで練習する三原舞依の存在だ。三原の調子が良かったといい、「自分のできが不安になった。離されてしまいそうな気がした。ここでやらな、どこでやんねんって」と奮い立った。

 冒頭の3回転―3回転の連続ジャンプを含む全ジャンプを成功させ、スピンもステップも最高評価のレベル4をとった。「慎重にいきました。(フリーも)ノーミスでできるようにしたい」。昨年はSP1位から総合2位。今年目指すは、もちろん初の頂点だ。