フィギュアスケートの全日本選手権は21日、来年3月に埼玉で開催される世界選手権の最終選考会を兼ねて大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕する。20日は同会場で公式練習があり、前年7位の本田真凜(JAL)は「今季一番のベストな演技がしたい」と決意を語った。

 30分間の練習でじっくりと氷の感触を確かめると、「良い感じで調整ができたんじゃないかなと思います」。ショートプログラム(SP)の曲をかけた練習では3回転ジャンプで転倒したが、「しっかり落ち着いて、自分がやってきたことを出せるように。日本のお客さんの前で良い演技ができるように頑張れたらいいな」と語った。

 今季のグランプリ(GP)シリーズは、10月のスケートアメリカが8位、11月のフランス杯は6位と精彩を欠いた。ただ、「試合を積み重ねていくごとに、気持ちと技術が少しずつかみ合ってきているんじゃないかなって思います。初戦よりも、この前の方がすごく良くって」と手応えはつかんでいる。

 本田にとって今季は、変化の年だ。今春から米国に拠点を移し、世界のトップスケーターを育てているラファエル・アルトゥニアン・コーチに師事し、「今までと本当に全てが変わった」という。例えば、陸上トレーニングの量。かつては氷上で過ごす時間が長かったが、現在は陸上と氷上の練習が半々になった。筋肉量が増したことで、「最初はうまく体と自分のスケートがかみ合っていなかった」と振り返るが、「ちょっとずつうまく跳べるジャンプも増えてきた。焦る気持ちもあるんですけど、うまく乗り越えて、いつかピタッとはまる時が来るように。今回の試合は本当に自分の中でも大切な試合なんじゃないかなって思います」。