アイスホッケーの実業団、日本製紙クレインズ(釧路市)が今季で廃部になることが決まった。安永敦美オーナー兼代表らが19日、日本製紙釧路工場で記者会見して発表した。主力の紙事業の収益悪化に伴う合理化の一環という。「氷都くしろ」のホッケー人気を70年近く盛り上げてきたシンボルが消える。

 「釧路のまちの皆様の心温まる声援を糧に戦って参りましたが、チームとしての活動は来年3月末で終了します」。釧路工場長でもある安永代表が記者会見でこう切り出した。

 新聞用紙など紙需要の減少に歯止めがかからず、釧路工場では3台ある紙すき機のうち1台を止める。クレインズも経費節減に努めてきた。しかし事業構造転換を進めるなかでこれ以上継続はむずかしいと今月11日の経営執行会議で決定したという。