(8日、フィギュアスケート・GPファイナル女子フリー)

 4番滑走の五輪女王のアリーナ・ザギトワ(ロシア)は、女子フリーの得点148・60点を確認すると渋い表情を浮かべた。フリー、合計点ともに、9月にネーベルホルン杯(ドイツ)で出した自己ベストをそれぞれ9・90点、11・90点下回った。そして、最終滑走の紀平梨花に合計で6・59点差をつけられた。「演技には満足していないけれど、滑り切ることはできた」と淡々と振り返った。タス通信によるとフリーの前に足首を軽くひねったというが、会見では触れなかった。

 序盤、得点源である3回転ルッツからの連続ジャンプの2本目が1回転になるミスをした。それでも後半の3回転ルッツ―3回転ループの連続ジャンプを成功させて持ち直し、スピン、ステップも最高のレベル4を獲得。演技構成点では同じ16歳のライバルを0・30点上回った。だが、紀平に2・31点差つけられた技術点の伸び悩みが響き、GP挑戦2季目で初めて敗れた。

 シニアデビューした昨季、GPで3連勝し、平昌五輪で金メダル。一気に注目されるようになった。「シニア1年目は周りからの期待がなかったので勝つのは簡単だった。今はたくさんの期待があり、気にしなければならない」。重圧に苦しんでいることを認めた。