(2日、アメリカンフットボール・全日本大学選手権西日本代表決定戦 関学大20―19立命大)

 試合終了まで残り2秒。2点を追いかける関学大はゴール前7ヤードまで攻め込んだ。負ければ今季が終わる崖っぷちで、フィールドゴール(FG)を選択。キッカー安藤亘祐(こうすけ、3年、関西学院)が24ヤードFGを決め、52回目の甲子園への道が開けた。

 お膳立てしたのは春に日大の悪質タックルを受け、そこから先発QBを射止めるまでに復活したQB奥野耕世(2年、関西学院)だ。最後の攻撃シリーズまでに三つのインターセプトを許し、一つはそのままタッチダウン(TD)された。それでも、強気だった。試合中に鳥内秀晃監督に様子を聞かれても、「大丈夫です。いけます」。そして、ゴール前64ヤードから始まった最後の攻撃で、20ヤードを超えるロングパスを2本決めて、逆転FGにつなげた。「自分がやらないといけないことに集中した。ホッとした」

 リーグ戦で24点あった両チームの差は1点差に詰まった。しかし、勝ったのは関学大。関西2位が全日本大学選手権に出られるようになって、関学大が3戦3勝だ。鳥内監督は「立命の学生に甲子園で、『こんなもんか』と言われないように準備せなあかん」。昨年、日大に敗れた大舞台に再び立つ。(大西史恭)

■最後の最後に

 リーグ戦に続き、また立命大は関学大に敗れた。先取点を奪い、試合終了2秒前までリードを守ったが、最後の最後に逆転FGを許した。グラウンドで座り込みながら悔しがる選手たちに自ら手を差し伸べた古橋監督は「今年のチームは下手くそって言われて、全員で頑張ってきた。でも、最後は去年より良いチームになった」とねぎらった。