現地11月11日テネシー・タイタンズ本拠地ニッサンスタジアムで行われたNFL第10週、タイタンズ対ニューイングランド・ペイトリオッツの一戦は、タイタンズが34対10で勝利。タイタンズにとって2002年12月以来、約16年ぶりのペイトリオッ…

 現地11月11日テネシー・タイタンズ本拠地ニッサンスタジアムで行われたNFL第10週、タイタンズ対ニューイングランド・ペイトリオッツの一戦は、タイタンズが34対10で勝利。タイタンズにとって2002年12月以来、約16年ぶりのペイトリオッツへの勝利だった。

 タイタンズには選手とコーチ陣にペイトリオッツに所属していた人物が多く在籍。昨季までペイトリオッツでプレーしていたCBマルコム・バトラーとRBディオン・ルイス。一昨年までペイトリオッツに所属してたCBローガン・ライアンと、元ペイトリオッツの選手が出場。マイク・ブラベルヘッドコーチ(HC)は2001年から2007年までの7年間、LBとしてペイトリオッツでプレーしていた人物だ。ペイトリオッツのビル・ベリチックHCにとっては、初めての指導していた選手とのHC同士での対戦だった。ディーン・ピーズ守備コーディネーター(DC)はペイトリオッツで2004年から2005年はLBコーチ、2006年から2009年まではDCを務めており、ジョン・ロビンソンGMは2002年から2012年にかけて、ペイトリオッツのスカウトチームなどに属していた。

 ペイトリオッツは昨季まで守備コーディネーターを務めていたマット・パトリシアがHCを務めている元デトロイト・ライオンズに第3週に10対26で敗れている。つまり、今季元チーム関係者がHCを強めるチームに2連敗。しかもペイトリオッツが7勝3敗なのに対してタイタンズは5勝4敗、ライオンズは3勝6敗といずれも勝ち星ではペイトリオッツが上回っているにもかかわらず、いずれも2ポゼッション差以上をつけられてのアップセットを許している。

 「ディーンと彼のスタッフにはどれだけ感謝してもしたりないよ。もちろん選手達にもだ。ディーンは彼らを良く準備させた、相手のプレー全てに準備万端だった。一度もチャンスを与えなかったし、とにかくいい試合だった」

と、普段は1試合あたり28点を得点しているペイトリオッツの攻撃を6点に抑えた守備をブラベルHCは絶賛。バトラーは守備範囲内でのキャッチを一度も許さず、ライアンはQBサックとパスブロックを1回ずつ記録した。

 タイタンズは現在地区2位。1位の6勝3敗のヒューストン・テキサンズには第2週に20対17で勝利しているため、第12週の直接対決で勝利した場合、地区優勝と2年連続のプレーオフ進出に大きく近づくことになる。